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翠星石と鬼太郎 「妖怪!いるですか!」 「あぁ翠星石、いらっしゃい」 「目玉のジジィと真紅たちはどこに行きやがったですぅ?」 「父さんたちなら、砂かけババァのところに行ったよ」 「つまんねーですぅ、これだったら蒼星石のところに居れば良かったですぅ」 「でも来たならお茶を入れてあげるよ、僕と君二人だけだし」 「なっ・・・ななな・・・なぁに言うんですかこの妖怪、べべべべべっ別に翠星石はお前などに興味ねーです!!」 「でも顔真っ赤だよ」 「ちちち違うですぅ、これはここが暑いのですぅ!!」 「素直じゃないね君は(笑)」つ目トン 「ど・・・どうもですぅ・・・別に翠星石は・・・(照)」
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ホールに入ったとたん蒼星石は感嘆の声を上げた。 蒼星石「うわぁ凄い、お客さんでいっぱいだよ」 翠星石「あたりまえですぅ、あいつは相当頑張ってるですぅ」 蒼星石「ふふふ・・・そうだね」 翠星石「そこの席が空いてるですぅ」 蒼星石「ちょうど真ん中の席だよ」 翠星石「見やすい席でラッキーですぅ」 蒼星石「始まるまで少し時間があるね」 翠星石「・・・」 蒼星石「翠星石?」 蒼星石が呼びかけても翠星石は黙ったまま、じっと誰もいない舞台を見つめていた。 翠星石「演劇部へようこそですぅ、私が顧問をしている翠星石ですぅ。」 生徒「えっ!?先生って演劇部の顧問だったんですか!?」 翠星石「な、なんで驚くですか!うだうだ言ってねーでとっとと入部届け出しやがれですぅ!」 翠星石「あ~~~~」 生徒「あーーー・・・あれ?あーーーーー」 翠星石「全然発声が出来てないですぅ!お腹から声を出すですぅ!」 生徒「あーーーー!」 翠星石「そうじゃないですぅ!」 生徒「あーーー!!」 翠星石「違うですぅ!肩に力が入ってるですぅ、脱力するですぅ!」 生徒「あーーー」 翠星石「ちーがーうーでーすぅ!」 生徒「・・・」 翠星石「なにイライラしてるですか?」 生徒「!?・・・別に、なんでもありませんよ・・・」 翠星石「何か悩みでもあるですか?先生に話し・・・」 生徒「何でもありません!!」 翠星石「・・・きーっ!こっちが優しくしてたらつけあがりやがってぇ!!どうせ自分の役のことで悩んでるに決まってるですぅ!!」 生徒「!?」 翠星石「最近てめぇはずっと一人で悩んでるですぅ!どうして相談しないですか!!」 生徒「・・・それは」 翠星石「先生はてめぇの・・・」 生徒「っ・・うぅ・・っ・・」 翠星石「あ・・・ち、ちょっと言い過ぎたですぅ!だから、泣くなですぅ!ええ、えっとハンカチ・・・」 生徒「・っ・・が分か・・・たん・・・・っ」 翠星石「え?」 生徒「役が分がらなくなっだんでずっ!!練習を続げるうぢに役者の方向性が分がらなぐ・・・っ」 翠星石「・・・大丈夫ですぅ!!役が煮詰まるのは誰にだってあることですぅ!先生の手に掛かればすぐに解決するですぅ!!」 生徒「・・・」 翠星石「まずはその顔を洗ってこいですぅ、今日はたっぷりてめぇの悩みを聞かせてもらうですぅ」 生徒「なんですか?さっきからボーっとこっちを見てますけど・・・」 翠星石「うまくなったですぅ」 生徒「へ?」 翠星石「てめぇは本当に演技がうまくなったですぅ。今までずっと見てきたから分かるですぅ」 生徒「・・・」 翠星石「何緊張してるですか、てめぇは今まで目一杯練習してきたですぅ、自信を持つですぅ」 生徒「・・・先生」 翠星石「何ですぅ?」 生徒「ありがとう、先生を見てたらなんだか緊張が無くなったみたい」 翠星石「まったく、てめぇはほんとに危なっかしいですぅ。」 生徒「先生は本番中は何をするんですか?」 翠星石「客席に座っててめぇ達の演技をみるですぅ」 生徒「へ?だって今まで練習でずっと見てきたじゃないですか」 翠星石「何言ってるですか、だからこそ本番では今までで最高の演技を演じるですぅ!少しでも手を抜いたら承知しねぇですぅ!!」 生徒「・・・はい!!」 蒼星石「翠星石?」 翠星石「・・・何ですぅ?」 蒼星石「どうしたの?ボーっとしてたよ?」 翠星石「・・・少し昔を思い出していたですぅ」 蒼星石「あの子の事?」 翠星石は黙ってうなずいた 翠星石「でも、チケットが届いたときは驚いたですぅ」 蒼星石「半年だもんね」 翠星石「ひでーやつです、卒業して劇団作ったのなら作ったときに言いやがれですぅ!」 蒼星石「それは翠星石を驚かせたかったんじゃないかな?」 翠星石「そんなことねーですぅ、どうせ恥ずかしかったに決まってるですぅ!」 蒼星石「ふふふ・・・じゃあ、そういうことにしておくよ」 翠星石「まったく、今日のためにわざわざ時間を空けてやったですよ」 蒼星石「でも、チケットが届いた日からずっと机にあと何日って・・・」 その時、ブザーが鳴った。 翠星石「いよいよ始まるですぅ」 すべての照明が落とされた。舞台の中央にじわじわと明るくなる光を浴びて一人の役者が立っていた。 そこに立っていた者は右も左も分からなかった生徒の顔ではなく立派な役者の顔だった。 その顔を見て翠星石は泣いた。だがすぐさま目を拭った。 泣くのは最後でいい今は立派に成長した自分の生徒をただ目に焼き付けようと心に言って、もう一度目を拭った。
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ある日の放課後、翠星石が職員室に入ると、そこには誰もいなかった。 絶好のチャンスとばかりに、何か悪戯を仕掛けようと思考をめぐらせる。 その時、翠星石にあるものが映った。名探偵くんくんの財布…それは間違いなく真紅のものであった。 翠星石「こんな物騒な世の中、財布をそのままおっぽり出しておくとは一体どういうことですか!?これは1回、真紅にお金のありがたみについて身をもって教えてやるのが友情ってモンですぅ♪」 そんな都合のいい解釈をしながら、翠星石は自分の鞄に真紅の財布を隠した。 翠星石「おっと、このままここにいたら翠星石が犯人だってすぐばれちまうですね。しばらく身を隠すですぅ♪」 上機嫌で、翠星石は職員室前の職員用トイレの一室に身を隠した。 しばらくすると、真紅のものと思われる絶叫が聞こえてきた。 どうやら、財布がなくなったことに気がついたらしい。 内心大笑いで、しかし勤めて冷静に職員室に入る翠星石。その姿を見つけた真紅が、すがるようにこう言った。 真紅「翠星石!ここにあった私の財布見なかった!?」 翠星石「はぁ?しらねーです。」 必死に笑いをこらえながら答える翠星石。可哀想に…いつも冷静な真紅が、あんなにあわてて自分の机の上を探している…その哀れな姿が翠星石には面白くて仕方がなかった。 一通り机の周りを探すと、真紅は勤めて冷静に水銀燈を問いただした。 真紅「水銀燈…もう冗談はいいから早く返しなさい!」 水銀燈「知らないわよ、そんなモン。第一、何で真っ先に私を疑うのよ。」 真紅「あなたが一番疑わしいからよ!!」 水銀燈「何ですって…!?」 蒼星石「まぁまぁ、きっと探せばすぐ出てくるって!ね!?」 だんだんと雰囲気が悪くなる職員室内。最初は笑ってそれを見ていた翠星石も、次第に事の重大さに気がつき始めた。 「冗談が冗談で済むうちに…」と返すタイミングを見計らうが、それはいつまで経っても訪れることはなかった。 水銀燈「無いわねぇ…本当に職員室に置いてたのぉ?」 机と机の隙間に落ちていないかと、机をどかして探す水銀燈。 真紅「間違いないわ!確かにここに置いといたのだわ!!」と間違って机横のゴミ箱に落としたのではないかとその中を探す真紅。 しかし、財布は一向に出てくる気配がなかった。なぜなら、今も翠星石が隠しもっているのだから… 何とかして、自分がやったとばれずにすむ方法は無いかと考え抜いた結果、1つの妙案が翠星石の頭に浮かんだ。 翠星石「そうです!こーいうときは、1回なくなった時の状況を再現するといいですよ!みんな1度、放課後自分がいた場所に戻ってみるですぅ♪そうすれば、きっと」 水銀燈「出てくるわけ無いじゃない…お馬鹿さぁん…。」 蒼星石「真紅はともかくとして、僕らが戻っても何の解決にもならないよ…」 翠星石「そ、そうですか…」 計画は失敗に終わった。 雛苺「こうなったら、ケーサツに探してもらうなの!!」 探し始めてから1時間が経ったころ、翠星石にとって最も恐れていた言葉が発せられた。 もし警察が来て自分が犯人だとバレれば、職も、そして仲間も全て失ってしまう。それだけは何としても避けなければならなかった。全力で阻止にかかる翠星石 翠星石「だ、だめですよ雛苺!!そんなことしたら、余計犯人が名乗り出にくくなっちまうですぅ!!」 蒼星石「翠星石、うちの学校にそんな悪い人はいないと思うよ。」 翠星石「せ、生徒の中には、悪い奴も何人かはいるもんです!これは統計学的にも仕方の無いことですぅ!」 蒼星石「…これまで、真紅はずっと生徒たちに対して真面目に接してきたんだよ?それでも、その思いは伝わってなかった…そう言いたいのかい?翠星石。」 翠星石「あ、あくまで仮定の話です!そんな怖い顔するなです!そんな無駄な詮索してる暇があったら、もう一度みんなでよく探すですよ!」 その言葉を受けて、もう一度くまなく探す一同。一生懸命探す『ふり』をする翠星石。そこへ蒼星石がそっと近づき、話しかけてきた。 蒼星石「翠星石、本当に何も知らないのかい?」 翠星石「し、しらねーです…」 蒼星石「…本当に?」 翠星石「な、何ですか!!もしかして翠星石を疑ってるですか!?翠星石だって、やっていいことと悪いことぐらいわかってるですぅ!!」 蒼星石「…そう…。」 何故か悲しそうな顔をする蒼星石。その顔に、よりいっそう胸が苦しくなる翠星石であった。 結局、夜遅くまで探したが、真紅の財布は見つからなかった。 みんなとは現地で別れ、同じ方向同士ということで真紅、蒼星石、そして翠星石は一緒に帰ることになった。 蒼星石「…大丈夫、きっと明日は見つかるよ。」 翠星石「そ、そうです!それに、もし見つからなくてもくんくんの財布なら、どこのシケた店でも売ってやがるですぅ♪」 真紅「…あの財布は、生徒にプレゼントされた大切なものなの…」 重い空気に包まれる一同。 真紅「だから、同じものは1つとしてないの…」 そういい、財布をプレゼントされたいきさつを事細かに話す真紅。 その一言一言がグサリ、グサリと翠星石の胸に突き刺さる。 真紅「あ、ここでお別れね…。今日は2人とも、遅くまで付き合ってくれてありがとう。 …また明日ね。」 そういい、真紅は自分の家へと向かっていった。 真紅と別れ、蒼星石と翠星石は無言で家路にをたどっていた。 いつもは楽しい会話をしながら帰る道なのだが、今回ばかりは静寂が時を支配していた。 響くのは靴の音だけ。無言のまま歩き続ける2人。 ふいに、口を開く蒼星石。 蒼星石「翠星石、も」 翠星石「蒼星石!今日は悪いけど1人で帰ってくれです!ちょっと真紅の野郎、このまま自殺でもされちゃ寝起きがわりぃから、家まで送り届けてやるです!!」 そういって、翠星石は真紅の後を追いかけていった。 何分走っただろうか。もしかしたら、こんなに全力で走ったのは生まれて初めてかもしれない。 永遠とも感じられるような時間を走り続けるうち、とぼとぼと道を歩く人影が目に映った。―真紅だ。 翠星石「真紅!!」 肩で息をしながら真紅を呼び止める翠星石。 真紅「…どうしたの?そんなにあわてて。」 翠星石「真紅に…渡すものがあるです…。ほれ、おめーの探してたのはこれだろ…です」 そういって、鞄の中から真紅の財布を差し出す翠星石。 真紅「まあ…!!でも一体どういうことなの?」 翠星石「…最初は、どんな顔するか楽しみでやったです…けど、どんどん事が大きくなって…それで…言い出し辛くて…」 息が切れているからなのか、泣いているせいなのか上手くしゃべれない翠星石。 それでも、翠星石は今の気持ちを思ったまま真紅にぶつけた。 翠星石「…今更、どんなこと言っても無駄だと思うです…だから…どんな罰や償いも甘んじて受け入れるつもりです…でも…こんな事で許してもらえるとは思ってないです… けど…けど、翠星石のこと…嫌いにならないで欲しいです…」 真紅「…ありがとう…よく正直に申し出てくれたわね…。」 そういって翠星石を優しく抱きしめる真紅。その思いがけない行為に、よりいっそう大粒の涙を流す翠星石であった。 エピローグ 雛苺「あ!真紅~!昨日はあれから大丈夫だったなの~?」 真紅「心配をかけて悪かったわね。大丈夫、財布もこのとおり見つかったわ。」 水銀燈「なぁんだ…今日もしょぼくれた真紅の顔を見れると思って楽しみにしてたのに…で、どこにあったのぉ?」 真紅「家にあったのだわ。昨日は持ってくるの忘れたみたい。」 金糸雀「なっ!じゃあ、昨日みんなで一生懸命探したあの時間は、いったい何だったのかしら~!?」 雪華綺晶「大丈夫…。その分、何かおごってもらえばいい…牛…牛食べたい…。」 薔薇水晶「…姉さん、よだれ…だめだよ…(ふきふき)」 蒼星石「まぁまぁ、とりあえず無事見つかって良かったじゃない。」 翠星石「そうです!これでこの学校に悪人はいないと証明されたですよ!この学校の未来も安泰ですぅ♪」 昨日の重苦しい雰囲気とは違う、いつもと変わらない職員室の風景がそこにはあった。
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翠「第2群の食品は~」 いつものように家庭科の授業をする翠星石。 ふと教室を見ると教室のど真ん中の席の生徒が寝ている。 翠「この翠星石の授業で寝るとはいい度胸です! 1発かましてやるです」 そういうと、チョークを手に取った。投げるつもりなのだろう。 翠「くらいやがれですー!」 翠星石は渾身の力でチョークを投げつけた。 するとチョークは見事に寝てる生徒に・・・はあたらず、 となりの席の生徒に当たった。 男子A「いってぇ~、翠星石先生ドコ投げてんすか~」 翠「う、うるせぇです、おめーがよけなかったのが悪いです」 自分の非を認めようとしない翠星石。続けて2本目を投げる。 2本目は見事生徒の頭・・・の上を通過して後ろの壁に当たった。 女子A「アハハ、先生ノーコン~」 男子B「直接起こした方が早いんじゃないですかぁ?」 教室中に笑い声が響く。 怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤にする翠星石。そして、 翠「うるせぇです!うるせぇです!おめーらもう許さんですよ!」 両手にチョークを持ち、教室中に投げまくる翠星石。 もう授業どころではない。あまりのうるささに寝ていた生徒は目を覚ました。 チョークを投げまくる翠星石、逃げる生徒。 まさかこのさわぎの原因が自分だとは思わないだろう。 その後、翠星石が蒼星石にこっぴどく叱られ、 教室の後片付けをさせられたのは言うまでもない
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翠星石 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――三三;;;;}! /! / .l l /,.-‐'フフヽ.// / /´ヽヽ `>.、 .! ',`ヽ 〉;;;;;三三三三 ;;;;l! / |/ | l// // /. / ノ /. . .ヽ \\ `ト、 | | /;;;;;三三三三;;;;;}! ./ || l/ /ン-‐<、 // / ./ ,ィ─ヽ-\ヽ. | | | |;;;;;三三三 三;;;;;', 、.--|l-‐''"_,. -‐''",. =,=¬ミ、/ / / ノ゙,ニ==ミ、 | | | |;;;;;三三三 三;;;;;;∨  ̄|| ̄ { く ト-' } / ./ ト-' } // / j l !;;;;;三三三 三;;;;;V .!', \ .` ゝ -‐' .// ー-- ./ / /j | /;;;;;三三三三;;;;;;;l|/ ', ヽ \ゝ、 ノ ! ;.;;;;;;; ';; ノ/ .//ノ';;;;;三三三三;;;;;;;;}! ∧ \ \ -┐ ∠ -‐''" /;;;;;;;;;;三三三三;;;;;;八{ /,ハ = ゝヘ、_ ゝ、 __ノ) /〃/;;;;;;;;;;;三三三三三;;;;;;ヘV./ ヽ〃 ヾ ヽ ̄ ̄ 、_,.. --'' ´ ̄ / ; .;∴;; '/</;;;;;;;;;;;;;;三三三 三三;;;;;;;ヘ ', 了ゝ、rー、 ヽ ` ー──‐ '' ´ ,;∴;; '/liヾ/;;;;;;;;;;;;;;;;;三三三 三三三 ;;;;;\{ `ーイ__.」、 \ ,.., ー / {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三三三 三三三三 ;;;;}!{ ノ/ヽゝン‐.、V丶、, ;';. /| i!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三三三三三三三;;;;;;;{|{ ヽ ヽノ1ヽ-、.`丶、 _,. -‐'"´ /|ヾ 「l〃{!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三三三三三三;;;;;;;;i!{ ', ∟| ヽ \  ̄ / / |= =i!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三三三三三三;;;;;;;;;;;l! .i l , -イ ヽ. ヽ ,イヽ / |〃il ヾ{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三三 三三三三;;;;;;;;;;;}!{ || L.、| l `丶、 f | `ヽ、 | !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三三三三三三三;;;;;;;;;;;}! || ヽjヾ||〃l ,. ‐-、ヽl _ \| ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三三三三三三三三;;;;・ || ノj= =|/ , --ヘ}⌒}´_\ \ 、 ヾ r }!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三――――――――――――――――――――――――――――――――――――― メトロシティの環境アドバイザー。蒼星石のボンクラ娘である。 幼少の頃から市長を自殺直前までに追い込むなど、将来有望な人材として期待の声が挙がっていた。 蒼星石が区政に集中するため環境アドバイザーを辞任した後、入れ替えという形で環境アドバイザーに就任する。 就任当時は政治家経験、秘書経験、更には職務経験すらなかった。 母親とは違い、非常にキ○ガイ好戦的な性格であり、これと言った交渉の材料なしに市長を暴力で屈服させたこともある。 今後の活躍がこわ・・・じゃなくて、楽しみな逸材である。
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~翠星石の如雨露~ 翠「健やかにー。伸びやかにー。・・・やっぱり野菜に水をあげるにはこの如雨露でないと、ですぅ。」 ご機嫌で野菜の水遣りをする翠星石。 その翠星石を隣で見ていた生徒が何気ない疑問を漏らした。 生徒A「そういえば先生の如雨露はずいぶんと立派ですね。どこで買ったんですか?」 その問いに翠星石はすぐに答えず、少し笑いを浮かべた。不思議がるA。 そしてその後の授業で彼女はこう言い放った。 翠「今日の家庭科は教科書の・・・と言いたいところですが、さっきの休み時間にAがとてもいい質問をしやがったので急遽変更ですぅ! 今日は翠星石の持っている如雨露を作ってくれた職人さんの工房を見学させてもらうですぅ!」 みんな驚く。みんな彼女の持つ如雨露が手作りのものとは知らなかったようだ。 しかし確かに風格は抜群だ。模様も非常に細かい。 生徒たちは社会科見学と聞き喜んで行く事となった。 道中も生徒たちは質問をする。しかし翠星石はあくまで見学で答えを得て欲しいようだ。 B「どうやってこんなすごい如雨露とか作るんですか?」 翠「ふふふ、着けば分かるですぅ。もうちょっと待ちやがれですぅ。」 この有様である。 そして数十分で一行は職人の工房に到着した。 翠「お邪魔するですぅ!・・・いらっしゃいますかぁ?」 景気良く挨拶する翠星石。その声を聞いて工房の奥から一人の初老の男性が現れた。 翠「お久しぶりですぅ!・・・この方が翠星石の如雨露を作ってくれた山田さんですぅ。」(名前は適当です) 翠星石はよくここに来るらしく山田さんとはかなり親しいようだ。 仕事柄そう多くの人が訪れることは少ないので嬉しそうだ。 山「おぉ久しぶりだね。ん、後ろの子供さんたちはどうしたんだい?」 ここまでのいきさつを話す翠星石。 翠「・・・というわけですぅ。どうか見学させて頂けないですか?」 山「うん、私の仕事に興味を持ってくれるとは嬉しいね。どうぞ見学していってくれ。」 いきなりの話にもかかわらず交渉は無事成功した。彼もまんざらでもなさそうである。 そして生徒たちは山田さんの工房に足を踏み入れた。 そこは綺麗に片付いており、有るものと言えば金槌、鑿、作業台、そして鉄板くらいのものであった。 周りには完成した作品が棚に並べてある。いずれも見事な出来だ。 C「早速ですが、如雨露はどうやって作るんですか?」 その問いに山田さんはこともなさげに答えた。 山「如雨露かい?ウチは他にも色々作っているんだが、こういったものはは「鍛金」という技法で作るんだ。」 翠「そ、そうですぅ。鍛金で作るですぅ。」 一応言ってはみるが翠星石自身も自信は無いようだ。苦笑する山田さん。 山「ははは、いきなり言っても難しいな。『鍛金』とは文字通り金属を鍛えて物を作るんだ。 具体的に言えば鉄の板をこの金槌で叩くんだよ。」 感嘆する生徒たち。密かに翠星石も納得顔をしていたのはこの際触れないでおこう。 山「・・・君たちも美術で『板金』というものをやったことがあれば分かるかもしれないね。 まぁ口で言っても分かりにくいからね。実際に打っているところを見てくれ。」 そう言って作業を始める山田さん。台の上に鉄の板を置き、右手に金槌、左手に鑿。 そしてかなりのスピードで槌を振り下ろす。 カーン!カーン!カーン! 工房に景気の良い音が響き渡る。その音の感覚はメトロノームのように正確だ。 数分間打っただけで山田さんは汗でびっしょりとなっていた。 少し手を休め周りを見渡す。 山「ふぅ、歳を取ると疲れやすくて困るな。・・・どうだい、誰か試しに打ってみるかい?」 それに名乗りを上げたのはクラス1の力持ちの生徒であった。自信満々である。 D「じゃあ俺にやらせて下さい。・・・うわっ、なんだこの槌は!?」 何とその槌は力持ちの生徒でさえ驚くほどの重さであった。何とか握りなおし金を打つものの、とても数分間続けることもできない。 山「気をつけてくれ。この槌で手を叩いてしまうと凄く痛いからね。」 確かにこの重さの槌をあれだけの速度で振るのだ。ミスをすれば骨も折れかねない。 再び山田さんは作業に戻る。その表情は真剣そのものだ。 見る間に何の変哲も無い鉄板が姿を変え、その表面に綺麗な模様が打ち出されてゆく。 それはこの段階でも見事な出来と分かる如雨露であった。 しばらく時間が過ぎ、仕事が一段落したところで生徒たちが質問できる時間が設けられた。 疑問に思ったことを遠慮なくぶつける生徒たち。 A「やっぱり仕事は大変ですか?」 山「もちろんそうさ。でも仕事が嫌だと思ったことは一度も無いよ。」 B「なぜこの仕事をしようと思ったんですか?」 山「ウチは代々この鍛金業を営んできたんだ。小さい頃から父親の仕事姿を見て技術を身につけたんだよ。 そりゃ最初はうまくいかなくて親父にも何度も叱られた。でもその悔しさが私に火をつけたんだな。」 にこやかに答える山田さん。その顔には自信が漲っている。 そして最後の質問を聞いてその顔には今度は笑顔が溢れた。 C「この仕事をしていて嬉しい瞬間はどんなときですか?」 山「それはやっぱりウチの作品を買ってくれたお客さんから褒められることかな? ふふふ、そういえばそこの翠星石先生に例の如雨露をお渡ししたときの喜びようはすごかったな。もう子供のようにニコニコしてて。」 翠「・・・何で言っちゃうんですかぁ!」 赤面する翠星石。工房内は爆笑に包まれた。山田さんは語る。 山「君たちの目にはこの仕事は単調できつそうなものだと映るだろうね。 でもこれを使ってくれる人が喜んでくれるのは我々にとって何よりも嬉しいんだよ。 ・・・ただ今この仕事を選択する人は少ないんだよね・・・。」 そしてため息をつく。しかしそこに声がかかった。さっきの力持ちの生徒だ。 D「決めました!俺は卒業したら鍛金の仕事をしたいです!・・・今度は絶対あの槌を使えるようになってみせる!」 思いがけない申し出に山田さんは驚く。しかししっかりとした口調で告げる。 山「よし!よく言った。だがこの仕事の道は険しいぞ。それでもいいなら大歓迎だ!」 D「もちろんです!」 拍手が沸き起こる。最初に槌を持ったのがこの生徒であったから目立たなかったが、実はあの重さの槌を振れるのはそうそういないのだ。 彼はきっとすぐに槌をしっかり振ることができるようになるだろう。 翠「こんな早く就職が決まる人も珍しいですねぇ。でもやるからには頑張れよ!ですぅ。 みんなも将来就職するときはどんな仕事であろうと誇りをもってやるですぅ! 勿論翠星石も今の教師という職業に誇りを持っているですよ?」 生徒一同「はい!!!」 元気のいい返事が返ってくる。 現在の若い人たちがよく辞めるのは自分の仕事に自信を持てないからだという。 しかしこの見学を通じて翠星石のクラスの生徒は仕事に対する情熱の大切さをしっかり学べたようだ。 「好きなものこそ上手なれ」という言葉がある。 仕事自身を好きになればそれに対する技術も一緒についてくるのだろう。 翠星石は小声で呟く。 翠「ふぅ、Aもいい質問をしてくれたですぅ。 ・・・翠星石も誇りを持って仕事をしないとアイツに笑われちゃうですねぇ。」 そして楽しかった見学も終わりを迎える。 翠「今日はありがとうございました。またちょくちょく顔を出させてもらうですぅ。」 山「あぁ、いつでも来なさい。修理ならいつでも引き受けるぞ。」 生徒一同「ありがとうございました!」 山田さんは笑顔でみんなを見送った。 こうして急遽決まった社会科見学は大成功を収めた。 後日。 ラ「全く、許可を取らずにいきなり押しかけるなんて・・・もし断られたらどうするつもりだったんですか?」 翠「考えてなかったですぅ・・・」 その場の勢いで決めてしまったようだ。 その後ラプラスにこってり叱られる翠星石の姿があったとか。 蒼「僕も呼んでくれればよかったのに。」 翠「悪かったですぅ。」 蒼星石の鋏も山田さんの作品らしい。・・・て鋏を鍛金で作れるのかッ!?
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別れもあれば、新しい出会いもある。 そう、今日は新入生の入学式。皆、新しい出会いに新入生たちだけでなく、先生たちも心をときめかせていた。 が、一人だけ浮かない顔をしているものもいた。翠星石である。 実は、彼女はかなりの人見知りのため、この時期は毎回憂鬱になるのだ。 しかも入学式では毎年、各教科担当ごとに挨拶もしなければいけない。 言いようの無い不安が広がる中、入学式が始まった。 翠星石「お、落ち着くですよ…そう、あれを全部カボチャだと思えば…カボチャ、カボチャ…ぎゃあ!蒼星石!カボチャがこっち睨んだですよ!?」 蒼星石「…何をやってるんだ、君は。」 翠星石「大体、何で私が挨拶しなきゃならねぇんですか!?チビ苺、おめーも家庭科担当なんだから、おめーがやりやがれですぅ!」 雛苺「そういう問題じゃなくて、教師全員挨拶しなきゃいけないのよ!?翠星石のすかぽんたん」 そんなやり取りの中、ついに司会の教頭ラプラスによって翠星石の名が呼ばれる。 ロボットのような動作で壇上のマイクの下に向かい、お約束のようなハウリングを起こす翠星石。 そんな姿を見て、中には笑い出す新入生もいた。 それを目ざとく発見する翠星石。 翠星石「おい!そこのチビ人間!!おめー、家庭科なめてるとえらい目にあうですよ!?大体、家庭科でどんなことやるか、知ってて入学してきやがったですか!?」 新入生A「…え?中学でやることと大体一緒じゃないんですか!?」 翠星石「ププッ!これだからあさはかなチビチビは…そんなんだったら、いちいち高校でやらないですよ。もっと危険で高度なことをやるに決まってるです。」 新入生A「た、例えば?」 翠星石「例えば、動物のはらわた(注:魚のこと)をえぐりだしたりとかするですぅ。でも、うちの学校の包丁切れ味わりぃから、中には力をこめすぎて、ザックリ指を切り落としちゃうやつも中にはいるです。」 …もちろん、そんな事件はこれまでに一度も無い。が、何も知らない新入生には動揺が広がる。 お構いなしに翠星石は続ける。 翠星石「まー、切り落としただけならいいですが、今まで臓物を切ってたやつだから、ばい菌でいっぱいですぅ。例えわずかな傷でも、すぐに消毒しないと…」 新入生A「し、消毒しないと…?」 翠星石「ウジァアア!!!!!!!」 新入生一同「キャー!!!!!!!」 翠星石「…と、たちまち体中に広がっちまうですぅ♪せいぜい気をつけるですよチビチビ☆ミ」 この入学式のあと、翠星石はたいした緊張もなく今年の新入生に授業をし、新入生も真面目に授業に取り組むようになったと言う。
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___ , 二¨-―-- 、`丶、 /_ ..-――-.. 、十ヽ\ // . , . . ./ / . .l . `ヽ、\ヽ 〃 / / . . / / . / | . 、 . . ヽ ハ `、 l . l ,' l / / . / ;小 l ト、 . V l ヽ { . | l | l / . / / / _j⊥l ヽ !} \. ハ . l |┼く / / /'´ノ ヽ ∨ . l | / 〈 l . | l |∠、ノ , =≡V . /|/ ヽヘ ヽ V⌒゙ , "゙ / ,' l〔 i"! /rヘ \ ゛゛ rーヘ 彡 / / l"l i. .! /") l冫/ }`ヽミヽ、ヽ、ノ, イ `7十/ . .| .| i. .i / / ) // / _rヘ_`二√ __〉/ レ | .| i. .i/ / / // ,'/夕r==、∨---/、/ (`ヽj ' /. // 〃r7,イ| トマ ̄〉 7ヽ厶\ / , -‐'7/ / .rク/ {ニ=彳/ ハ ∨, / ̄ {/ヽ、_ ノ / / / /7/ /,イ/ / /、/_ / | 厶 `^´ 人 ヽ冫 / { Y〈__ //〃 ,' / 7ヽ ,仆、 || `¨¨´ 冫、 \/ rヘ `ヾ//__/ //V/ /」 ハ l| 丶 ,' ヽヽ / /^ヽ_/厶>rく/ /l丶/ハ/;'/`ヽj| `、 / } ト、 / . |/{/ Y^厶-z_ノ;';';';'∧ . . \ j ハ ヽ // ,' 〃 {V `ー<;';';';'/ . ヽ . . ヽ、 {〈 `、ヽ 〃 ,' / /乃ヘ、 ({人 、`丶、)';'ヘ . . . 、 .、. . \ rヘヽ l | / . . ' l /r' 〈;';';';'>ミV`丶>ー';';';'ハ . . `. ヽ . . ヽ_/ l 「 | |. l . . l . | l_」 ハ;';';';';入;';';';';';';'_;'_;'_;'_;'_〉 . . .ヽ `、 . . `、 l | } } | . . l . { {{ /∧;'/ }>‐'´ Vハ ヽ . . . `、 丶 . . ∨ l ,' / | . . l . ∨/ // Vハ \ . . ヽ ヽ、 . l レ' /. j . . l . / // Vハ .\ . . \ . . / / / ○━・━・━・━・━・━・━・━□━・━・━・━…━・━・━・━☆━・━・━・━・━・━・━・━◇ 初登場11スレ3162 蒼星王とは姉妹関係。口は悪いが根はやさしい 現在やる夫と『貧乳同盟』を結んでいる。ちなみにバストサイズはやる夫と同じ 現在好感度 300。ダントツである ローゼン六大国の1つ、翠星国の王様。なぜ「雪華王」「蒼星王」ときて、この人だけ「翠星石」となっているかというと、上記のように『終生の友』()だからである。(たぶん) 50年前のノロイ党との戦いにも参加していたらしい。つまりBBげぼあっ んなこといってる間についに前人未到の好感度600の領域へ?(20スレ652)。なんかヤンデレ入ってるぽいので、瑠璃をもふもふしてるとことか見られたら、間違いなく修羅場である
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翠星石「さあ…扉を開くです…。はい!!」 男子A「う…ZZZ…」 「おー!」と、周囲から歓声が上がる。 そう、今まで知られていなかったのだが、どうやら翠星石は催眠術のようなものを使えるらしい。 でも、何故今まで彼女がそれをイタズラに使用してこなかったのか…そんな疑問が、これを見ていた人全員に浮かぶ。が、おそらく一度利用した時、いつものように蒼星石先生にこっぴどく叱られたのだろうと皆は即座に判断した。 翠星石「おっと、もうすぐ昼休みも終わりですぅ!さ、起きた起きた!!午後もしっかり頑張るですよ!!」 そう言うと、翠星石も職員室へと戻っていった。 翠星石「んー、今日も1日よく頑張ったですぅ♪」 放課後、そう言いながら職員室で伸びをする翠星石。そこへ、1人の生徒がやってきた。 男子B「先生!あの…さっきの催眠術なんですけど…」 翠星石「ん?おめーも、やってもらいたいですか?」 男子B「は、はい!で、出来ればお願いがあるんですけど…」 翠星石「?」 男子B「…一生、目が覚めないようにってのは、出来ませんか?」 翠星石「…どうして、そんなこと望むですか?」 男子B「いや…ちょっと受験とか失敗しちゃって…それで、正直将来に希望が持てなくて…」 翠星石「…わかったです。じゃあ、しばらく目を閉じるですぅ。」 その言葉に、目を閉じる生徒。その瞬間、頭に殴られたような痛みが走る。 翠星石「馬鹿ですか、おめーは!!そんな人生都合のいい事ばっかりあったら、今頃翠星石は大統領か石油王になってるですよ!!」 男子B「で、でも…」 翠星石「それに、人生は山あり谷ありだから面白いんですぅ!何でも自分の思い通りになったら、1ヶ月でその世界に飽きるに決まってるですぅ!! 自分の思い通りにいかない事があって、それでも頑張るからこそ、その障害を乗り越えた時の喜びってもんが生まれるんですぅ!!それを美味しいとこだけ味わおうなんて、ムシが良すぎるですぅ!!」 そう言われて、下を向く生徒。翠星石は続ける。 翠星石「それに1年なんて、これからの長い人生に比べたら、少し寄り道しただけに過ぎないですぅ。もしかしたら、寄り道したほうが色んな物発見できるかもしれないですし、要は考え方しだいですぅ。」 男子B「…そうですね。スイマセン、何か変な事言っちゃって…。」 翠星石「何言ってるですか。おめーはこれからもずっと、翠星石の教え子なんですから、これからもちょくちょく相談に来やがれですぅ!」 その言葉に、丁寧にお礼をいい職員室を退出する生徒。 そのうしろ姿を見て、翠星石は小さく「大丈夫、おめーならきっと出来るですよ…」とつぶやいた。 完